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2016年7月24日 (日)

Sherco 万歳!

 このブログが始まって以来、野球ゲームを求めてここにたどり着く人はいても、言及している人皆無、国内で所有している人数える程(本当かな)であると思われるのがSherco Baseball Simulationだ。
1988年頃のSimulatorという日本のゲーム雑誌でいまや大御所になられた伊藤竜太郎氏がゲームの内容を紹介したのが国内の出版物では唯一であろうか。

 当時、私はAvalon Hillに洗脳されていたので(ってか、それ以外では『熱闘』くらいしか持ってなかった)、世界最高の野球ゲームがStatis Proであることを信じて疑っていなかった。
 パルコの洋書コーナーで見た海外の野球雑誌のゲーム広告を見るまでは。
 その野球雑誌には「APBA」「STRAT-O-MATIC」の二大野球ゲームの広告が掲載されており、既に「熱闘」で知っていたAPBAにはさして驚きはしなかったが(ダブルコラムには少し驚いた)、ゲームの全貌が全然見えないSTRAT-O-MATICには圧倒された。その時点までゲームの存在すら知らなかった私と海外の野球ゲームマニアの実力差を(勝手にだが)思い知らされた。実際、STRAT-O-MATICは1961年発売で、毎年選手データが追加されていたのだ。日本のプロ野球に当てはめると、大洋ホエールズ三原魔術の時代〜ON砲〜権藤権藤雨権藤〜稲尾対巨人〜スタンカ連続完封〜V9巨人〜西本阪急優勝〜ロッテ20ホーマー五人衆〜福本盗塁世界記録〜王二年連続三冠王〜広島初優勝〜阪急黄金時代〜長嶋巨人初優勝〜魔神足立〜ヤクルト初優勝〜近鉄初優勝〜小林22勝〜江夏の26球〜原辰徳・江川・西本の巨人V〜西武黄金時代がすべて網羅される。さらにSTRAT-O-MATICは過去の名チームも発売したので、対応するには松竹の水爆打線や、スタルヒン42勝、ライオン軍の鬼頭首位打者、亀田忠ノーコンなども発売されているレベルでなければ追いつけないではないか。
 もちろん、私とて上記二つのみが著名な野球ゲームで、他はたいしたことないんじゃないかなどと考えはしなかった。
 「遡ればこの二つ以外にもあるに違いない」。

 前置きが長くなったが、上記の雑誌に二大ゲームと書いたが、実際にはもう一つ、野球ゲームの広告が掲載されていたのだ。
 それがSherco Baseball Simulationだ。

題名:Sherco Baseball Simulation
タイトル変遷:Shre-co Baseball Simulation~Sherco II Baseball Simulation~Grand Slam
発売時期:1968~1994

 「キミがShercoを買うべき17の理由!」 という強気の比較広告がやたらと印象に残った(マイナーがイキガっているような感じもしたが)。
「Shercoは1試合でも出場した選手はデータ化!」「怪我や退場は勿論、麻薬中毒やオフシーズンの負傷も再現!」「打者ごとに守備位置変更可能!」「球場別のデータに加え人工芝ルールもあり」などなど、他のゲームに無い利点を高らかに宣言(この比較でReplayなどの名前も知った)。「う〜ん、Statis Pro以上のゲームだ…(←すっかり洗脳)」と私を唸らせたのだ、いや今でも唸っている。本格的に野球ゲーム収集を始めるきっかけとなった忘れられない思い出なのだ。
 その雑誌の記事を見た翌年には入手に成功するのだが(PTP、STRAT、ABC、CLUB HOUSEも入手した)、そこから私の人生の混迷は始まっているような気もするが(オカルト関連も集めていたので、浪費が止まらん)。

最初のバージョン

Shrcobaseball

これがゲーム盤。選手の駒をマスのなかに置いて、打球を追う。

Gameboard

1972年版

Shercoii

ピッチング・チャート

Pitchingchart

1980年版

Sherco1980

1989年『Grand Slam』に名称変更。

Grandslam


 …今回は個人的な思い出を書いたが、バージョンごとの変更点・利点・欠点・年度別データ・日本プロ野球リプレイなどをまとめた本を構想して10年、進んでいないのよT_T。
 なにより反響がないのよ、情報持って行かれるだけで…。もう妖怪いいから、野球ゲームの話を…(泣くな)。

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Baseball Game (Simulation Board Game)」カテゴリの記事

コメント

なんか「暗い話」の方向性に持って行ってしまったようで、すいません。
私も、買ったStatis Pro Advancedで
1986年のワールド・シリーズでもやることにします。

(ボード)野球ゲームと日本のPC野球ゲームには、
ゲームデザインに違いを感じて、
私も日本のPC(ゲーム機もかな)野球ゲームに馴染めなかったくちでした。

お邪魔しました。

まあ、何をもって定着とするかは色々と考えがあるかと思いますが。

APBAが日本に定着?したのが33年後、
Strat未定着、
海外で有名ではないASGがビッグ野球で定着は日本輸入が少ない故。

…と考えてしまいます。日本発のPCのゲームも卓上シミュレーション経験者皆無の現状では、
私は殆ど期待していません。(ベストプレーはかなり遊びましたが、システムにはまるで納得できませんでした)。

 暗い話になっちゃうので、楽しくリプレイなどで記事を書きたいものです。
 

幕張本郷猛さん

早速のお返事、ありがとうございます。

私は、(ボード)野球ゲーム(本当はシミュレーションが正しいでしょうか)、
日本でも一応定着したとは思ってます。
店頭で販売されていたゲームのシステムをアップデートしたり、
自分で新たなシステムを考えてリリースしている人がいることが、
その何よりの証拠ではないかと。

その一方で、店頭販売されるゲームとしては、
熱闘(APBA旧バージョン)、オールスターベースボール、Big野球で終わってしまい、
過去約25年間一般の人目につく形で販売されていなかったので、
若い人が(ボード)野球ゲームを目にする機会は、殆どなかっただろうと思います。

(ボード)野球ゲームを作っていく上で日本が不利な環境だと思うのは、
まず、一般人が簡単かつ安価に記録を入手することが難しいこと、
それから、PC版の(ボード)野球ゲームがないことです。

記録に関しては、最近はそこそこ入手しやすくなったと思いますけど、
アメリカみたいに「過去の記録もタダ同然」で入手することはできませんよね。
日本にもRetrosheetみたいなものがあれば、
過去のシーズンのカードがすぐに作れるのに、と思ってしまいます。

PC版の(ボード)野球ゲームは、
私としては出して欲しいと思ってます。
しかしながら、ボード版自体の売れる数が限られるのであれば、
PC版を開発すること自体が、視野には入らないだろうと思います。

ただ、PC版があると、試合(シーズン)を数こなすのが楽になるので、
開発者はシミュレーションの精度を上げていきやすくなるのではないでしょうか。
また、プレイヤーにとっては、ソロプレイがやりやすくなったり、
昔のシーズンを沢山遊ぶ(所有する)のに有利に働きそうです
(PC版はかさばらないので)。

もちろん、何人かで集まってプレイすることや、
カードのレーティングを見ることも(ボード)野球ゲームの楽しみなので、
カード(レーティング本)とPC版が両方出ていることが理想かな、と思います。

おお、野球ゲームの猛者の書き込み、うれしゅうございます。

日本では定着しないで終わった野球ゲーム愛好の同志として大歓迎です。

…とはいいながら、日本で数える位しか持っていない野球ゲームのことを書いて、果たして、どうなるのか?と自問自答の毎日です。

 ゲームは、同級生が集まってワイワイやりながらが醍醐味…。
 親父の懐古趣味か?

 いやいや、私は信じます、「野球ゲームは素晴らしい」と感じてくれる若いファンを!

初めまして、Hidueと申します。

私もSherco持ってます。あまり沢山の試合はやりませんでしたが。
ちなみにAPBA、SOM、Statis-Pro(Advancedも最近買いました)、
PTP、Dynasty League、Replay、SPI、ASG、CLUB HOUSEも持ってます。
最近は、DICEやInside Pitch、Ball Parkなんかや
各社の最新版を買ってみようかとも考えています。

私がハマったのは、PTPでした。何でかというと、やっぱりボールパーク・エフェクトです。
球場毎の違いがあったのが、衝撃でした。
左右別の打撃(投手もだけど)やクラッチ・ヒッティングなんかも、
APBAとの比較で圧倒的に良いと思いました。

Statis-Proは、投手と打者のバランスをうまく表現していて、
今はSOMやPTPなんかの50/50システムよりも良い気がしています。

今日はこんなところで失礼します。

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