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2014年12月28日 (日)

忘れた頃の悪魔特集

悪魔に関する覚え書き(…言うより研究放棄)  

 日本における悪魔学と言えば、酒井潔の『悪魔学大全』、澁澤龍彦の『黒魔術の手帳』などが思い浮かぶ。オリジナルでの入手は私もしてはいないが、復刻版などで触れることは出来よう。
 一方、子供向け悪魔関係の著作は佐藤有文先生関係の入手がなかなか難しい、という方もあろう(本そのものが無いのではなく、お金次第なのだが…)。復刻が難しいと思われる以上、努力してもらうしかないのだが(実際はトワイライトゾーン+魔女の秘法+「ぼくら」の悪魔特集で80%位はカバーできる)、ここでは単行本ではなく雑誌の悪魔記事に関して紹介する。  
 勿論、完成した研究ではないので、紹介の域は出ていないのであるが、誰かの参考になったなら、それで良しとさせていただこう。  
 先ずは、間羊太郎先生から行ってみよう。  
 えろちか(三崎書房)
●1969年7月号 悪魔考1・悪魔の誕生  悪魔の誕生と、サタン、リリス。ブラックエンゼルの絵(『世界妖怪図鑑』)が紹介されているが、「夜の魔のエンジェル(イサベル・ドロウエン画)」なのだそうだ。下半身がサソリみたいなので、リリスかしら?
● 1969年8月号 悪魔考2・古代の悪魔  セム族(バビロニア、アッシリア、古代ヘブライ)の悪魔=死霊ウツック、半人半獣アル、エキム、ガルー、魔王イル・リムヌ、ラビス。うーん、『悪魔全書』や『世界妖怪図鑑』とかぶるな。さらにラバルツ、ラバス、アハズ。おお、またも『悪魔全書』。  
 リルー、リリール、アルダット・リリー。うーん、おでこに○×△□だ。  
 ペルシャの悪魔=アーリマン、マナー、ドルイ、アエシェマ、ダハカ。うーん、ますます『悪魔全書』。…と、まあ、そんな感じ。
●1969年9月号 悪魔考3・黒魔術と悪魔王国  色々な説を紹介。
 ★『魔法原典』ー三大悪魔 ルキフェル、ベールゼブブ、アスタロト  この下に17人?の悪魔:クラウネック、ムシシン、ベカルド、フリモスト、クリステレット、シルカデ、セガル、ヒエパクト、キール、メルシルデ、フモツ、フルキシエル、グランド、スルガット、モライル、フルチミエール、フィクチガラ。(←筆者、一つも分からず。佐藤先生も取り上げていないので、マイナーなのかな?)
 ★『魔法大全』ー皇帝:ルキフェル、皇子:ベールゼブブ、大公爵:アスタロト   この下に六人?の悪魔:ルキフグ・ロフォカル、サタナキア、アガリアレプト、フルーレティ、サルガタナス、ネビロス
 ★ウィエルス(悪魔学者)の説  悪魔王国ではなく、地獄帝国を記述。  
 最高長官:ベールゼブブ  
 敵対者の指導者:サタン  
 死と蠅大十字軍の皇太子:ユーロニモウス  
 涙の地と蠅大十字軍の皇太子:モロク  
 火の皇太子:プルトー  
 サバトの太守、蠅騎士:レオナルド  
 外務大臣:バールベリス  
 女悪魔の最高長官:プロセルピーネ  
 うーん、この説は佐藤先生も取り入れているな。ブラックエンゼルが登場しないのが残念。 しかし蠅大十字軍とは!
●1969年10月号 悪魔考4・悪魔紳士録  ブルトン画の悪魔像が紹介されている。ただし佐藤先生程、徹底はしていないのが惜しいところ。

Whoswhoofthedevil

●1969年11月号 悪魔考5・淫夢の悪魔 この号の目次では「淫夢の悪夢」と誤植  夢魔と女夢魔の話。
●1969年12月号 悪魔考6・悪魔の性器  悪魔の性器と肉体について
●1970年1月号 悪魔考7・悪魔のセックス  この号では秋吉巒(あきよしらん)先生の特集もあり。まあ、セックス特集ですな。
●1970年2月号 悪魔考 最終回・聖アントニーの誘惑  読んでない。  
●『週刊少年マガジン 1970年3月1日号』  決定版シリーズ タブー・黒い世界3 黒魔術 著・間羊太郎

Blacmmagic

〈内容〉黒魔術と白魔術、黒魔術の王ソロモン、悪魔出現の術、魔術具のカラクリ、悪魔紳士録(紋章と72の悪魔)、悪魔の奇跡集  悪魔学の基本を豊富なイラスト(洋書からの抜粋)で分かりやすく紹介。マガジンのこの手の企画、斎藤守弘先生が考案した「見てすぐ理解出来る」シリーズと自負しておられたようだ。この流れでジュニアチャンピオンコース、ジャガーバックス、ドラゴンブックスと続くわけだ(執筆者を見れば納得してもらえよう)。  
●『週刊少年キング 1970年10月11日号』 挑戦シリーズ 
悪魔の科学 悪魔が生まれるまで    構成/悪魔学者(デーモロジスト)間羊太郎

Scienceofthedevil

〈内容〉ギュスターブ・ドレの絵を載せ、人間生活から宗教の誕生、悪役サタンの創造、聖書と聖書外典からアダムとイブを誘惑した悪魔(サタン、またはリリス=魔女の先祖)。
● 『週刊少年キング 1970年10月18日号』 挑戦シリーズ 悪魔の科学 第二回 悪魔のイメージ 絵/秋吉巒

Scienceofthedevil2

〈内容〉ヘビや蠍が悪魔の化身と考えられ、悪魔がたくさん作られた、色々な悪魔の紹介(ウツック、アル、エキム、アツィ・ダハカ、アスモデウス、ベールゼブブ)、ギリシア/ローマ神話の神はキリスト教に全部悪魔のレッテルを貼られてしまった。  
 この回の画期的なところは、秋吉巒の絵を使ったことに尽きる。それまでカストリ雑誌等でサバトを思わせる絵を描いていた秋吉先生を少年雑誌で起用するとは。佐藤先生はこの記事の影響を受けているのでは…。この年に「ぼくら」に載せた悪魔特集の記事ではまだ秋吉先生を起用していないではないか(…ってか、悪魔の絵を描ける作家の選択肢が石原先生、柳先生、秋吉先生位しか浮かばないので違うかも)。
● 『週刊少年キング 1970年10月25日号』 挑戦シリーズ 悪魔の科学 第三回 黒魔術の誕生 〈内容〉錬金術から黒魔術へ、魔法使いと悪魔王国の誕生

Scienceofthedevil3

●『週刊少年キング 1970年11月1日号』 挑戦シリーズ 悪魔の科学 第四回 悪魔の誘惑 〈内容〉悪魔の誘惑、現代人と悪魔、夢魔の出現

Scienceofthedevil4

●『週刊少年キング 1970年11月8日号』 挑戦シリーズ 悪魔の科学 第五回 悪魔の秘密

Scienceofthedevil5

〈内容〉悪魔に肉体はあるのか、悪魔は男か女か、悪魔の姿  全体を通して、子供向けに分かりやすく書かれている。この記事で妖怪とは違う「悪魔」の世界を感じることができる編集内容である。そこに秋吉先生の絵だ。鬼太郎のユーモラスな妖怪とは違う悪魔の世界。少年向け挿絵とは何かが違う秋吉先生の絵。文中に現れるセックスの文字。これは、凄いことだよ、キミ。残念ながら、「悪魔百科」的なノリが薄く、歴史の中に埋没してしまっているのも仕様がないのかなあ。早過ぎたドラゴンブックスとも言えるこのキングの記事、まったく埋もれさすのは勿体ない。
 さて、次回はやはりほぼ同時期に掲載された他の作家先生の記事を見てみよう。

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